ニルギリ(Nilgiri)

ニルギリの産地

ニルギリ

ニルギリはインド南部の「タミル・ナードゥ州」が産地となっていて、「デカン高原」西側沿いの「西ガーツ山脈」の南部、標高に茶園があります。

観光地・避暑地としても人気がある「ニルギリ」には、インド最古の山岳鉄道である「ニルギリ山岳鉄道」が走っていて、これは世界遺産である「インドの山岳鉄道群」の一つでもあります。

現地の言葉で「ニルギリ」は「青い山」という意味であるため、「紅茶のブルーマウンテン」と呼ばれることもあります。

ニルギリの特徴

インドでは「アッサム」についで生産量が第2位となっています。

味わいは産地がスリランカに近く気候が近いため「ダージリン」や「アッサム」といった、風味に特徴があるインド産紅茶とはちがいセイロンティーのような、渋みが少なく癖のないタイプの味わいになっています。

癖の無い味わいなので、ブレンドティーやフレーバーティーなどに使われることも多いです。

香りはしっかりとしていて、水色も濃く鮮やかな橙色なので、アイスティーやミルクティーにも適しています。

収穫期

ニルギリの収穫期は4月~5月の春と、9月~12月の秋、1月~2月の冬と年3回ありますが、その中でも品質の良い茶葉が収穫できるクオリティ―シーズンは1月~2月となっています。

ただし、季節風(モンスーン)の影響を受けうる東部の茶園では7月~8月がクォリティーシーズンとなる場合もあります。

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