茶葉を保存する際に注意する5つの項目

茶葉の大敵5項目

紅茶の茶葉を買ってきて、そのまま保存しておくとドンドンと香りや味わいが損なわれてしまいます。

せっかく買った紅茶が美味しく楽しめるように、保存する場合は茶葉の大敵である「匂い」「湿度」「温度」「日光(紫外線)」「酸素」の5項目について注意して保存してあげてください。

1.匂いに注意

美味しい紅茶の要因の1つとして「香り」は大きな役割を担っています。

その「香り」を大事にするために、強い匂いするものそばに「茶葉」を保管することは絶対避けましょう。

「茶葉」には匂いを吸収する性質があるため、すぐにほかの食品など匂いが移ってしまい、紅茶の繊細な香りが台無しになってしまいます。

匂いの強いもの近くで保管してしまって、「ニンニク風味」の紅茶とか、「生臭い」紅茶とかは嫌ですよね…

2.湿気のない場所で保存

紅茶の茶葉には約6~7%ぐらいしか水分を含んでいません。

なので、湿気が多い場所で保管すると茶葉が湿気を吸収してしまい、風味が落ちてしまいます。

また、場合によってはカビが生えてしまう場合もありますので、湿気の少ない場所で保管しましょう。

3.保管場所の温度

紅茶を保存する場所の温度は常温で大丈夫ですが、キッチンの火周りや電子レンジの上など温度が高くなる場所は避けるようにしましょう。

4.光(紫外線)

茶葉に直射日光(紫外線)があたると、茶葉の成分であるクロロフィルが破壊されて風味が落ちてしまいます。

保管の際には直射日光の当たらない場所で保管しましょう。

5.酸素

茶葉が酸素に触れると酸化してしまい、紅茶成分劣化して本来の風味が失われていきます。

これを防ぐためには、開封後はなるべく空気に触れないよう密封できる容器に保管してください。

間違っても、茶葉が入っていた袋を開けっぱなし保管などはしないようにしましょう。

 

紅茶を保存する場合のポイント

せっかく購入した茶葉をできるだけ長く美味しく楽しむためのポイントは、「密閉できる容器で冷暗所に保管する」ということになります。

また、適切に保管していても時間がたつとやはり風味は落ちてしまいますので、一度に大量の茶葉を購入せずに1~2か月ぐらいで飲み切れる分の量をこまめに購入するようにしましょう。

保管容器について

 

茶葉を購入した際に「アルミの袋」や「缶」に入っていた場合、ふたをきっちりと閉めておけば購入した際の容器での保管でも短期間であれば問題ないと思いますが、ティーキャニスターという、茶葉を保管するための容器もありますので、それを使うのも良いと思います。

蓋にパッキンがついていて気密性が高いものなどおすすめです。

アルミの袋のまま保管する際には、ルピシアさんで販売されている「茶パッチ」などで開け口を留めておくとより密閉できてよいですよ。

 

茶葉の冷蔵庫保存はまちがいなんですよ

よく、茶葉の保存方法として「涼しい」し「直射日光に当たらない」冷蔵庫での保存が良いと思われているみたいですが、冷蔵庫での保存は以下の理由からあまりお勧めできません。

その1 結露で茶葉が湿気る

冷蔵庫で茶葉を保管すると必要以上に温度が低下してしまい、冷蔵庫の外に出すと茶葉が結露して湿気ってしまう場合があり、その湿気で茶葉の風味が落ちてしまう場合があるためです。

その2 匂いがうつってしまう

紅茶の茶葉は匂いを吸収する力が非常に強く、ジップロック等でくるんだとしても冷蔵庫にある他の食品の匂いを吸収してしまう恐れがあります。

 

どうしても冷蔵庫で保管したい場合は、未開封の茶葉を何重にも袋でくるんで匂いが移らないようにします。

使用する場合は、冷蔵庫から出してすぐは開封せずにしばらく室温に慣らしてから開封しましょう。

 

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