紅茶の旬について

クオリティーシーズンとベストシーズン

クオリテイーシーズン

果物や野菜・魚などに旬の時期があるように、紅茶にも旬の時期があるのを知っていますか?

この旬の時期を紅茶の世界ではクオリティーシーズンと呼ばれています。このクオリティーシーズンにとれた茶葉は、品質が良くて茶葉の特徴(香りや味わい)が強く出るといわれています。

ベストシーズン

クオリティーシーズンの他にベストシーズンと呼ばれている時期もあるのですが、これはベストと呼ばれて一番品質の良い時期のように聞こえますが、 このベストは茶葉が一番多く収穫される時期と言う意味ですので間違えないようにしましょう。 (なんか、紛らわしいですよね・・・)

産地毎の旬

インド紅茶

インド南部では年間を通して紅茶が作られますが、北東部は冬の寒さが厳しく茶葉が成育しないため、茶摘みは行なわれません。 このため、主には、冬を除く3つのクオリティー・シーズンが訪れます。(ダージリン、アッサム、シッキムなど)

ファーストフラッシュ(First Flush)

春摘みといわれる紅茶。低温期に生産を行なわない地域での新茶となる。香りが強く、発酵の浅いものが多いため、 水色も緑色を帯びるものが多い。ダージリンのマスカットフレーバーはこの季節が一番わかりやすいかもしれません。

早摘み茶(Early First Flush)

ファーストフラッシュのうち、特に早い時期に摘んだもの。初売りのファーストフラッシュとして競って店頭に並べられる

セカンドフラッシュ

お日様の光をいっぱいに浴びて成長した茶葉で作られる夏摘み紅茶、2番摘みといわれる。 味わい、香りともにバランスがが良く、非常に優れた高い品質の紅茶が得られる時期です。茶葉の色は、 ファーストフラッシュの時より褐色さを増しますが、瑞々しいしい青っぽい色となります。

また、味わい・香りはファーストフラッシュよりもしっかりとしたものになります。 この、ダージリンのセカンドフラッシュは1年で1番品質が充実しているといわれ、大変人気があり高値で取引されることが多いようです。

インビトゥイーン

クオリティーシーズンとは違いますが、中間摘みといわれる紅茶でインド紅茶ではセカンドフラッシュと オータムなるの間の雨季の時期に茶摘され加工されたものが単独で出ることもあります。 しかし、それは品質のいいものに限られ、ほとんどはブレンド茶の原料などに使われているようです。

オータムナル

秋茶とも呼ばれる、秋摘みの紅茶。品質はセカンドフラッシュに比べ劣るようです。 香りは弱めですがしっかりとした風味を持ち味わいの紅茶となるようです。茶葉の方は見た目が黒っぽくて渋そうな印象を受けるのですが、 見た目の印象とは異なり味わいに「まろやかさ」が備わっているようです。

スリランカ紅茶の旬(セイロン紅茶)

スリランカでは、1年を通して紅茶が生産されていますが、スリランカ特有の地形と気象条件によって、産地ごとの旬の時期が違っています。

ベスト・シーズン

スリランカにおいて、特に生産量の増える季節のこと。

クオリティ・シーズン

スリランカにおいて、特に高品質の茶葉が得られる季節のこと。

産地銘柄ごとのクオリティーシーズン

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